人と動物の関係学 CAIRC奨学金プログラム これまでの論文趣旨
これまでの論文趣旨
研究テーマ:「戸建住宅における空間構成がペットと飼育者とのコミュニケーションに与える影響」
同志社女子大学生活科学部人間生活学科専任講師
奥田 紫乃
奥田 紫乃

同志社女子大学生活科学部人間生活学科の専任講師である奥田さんは、住環境研究を専門としており、建築や住環境の視点から、ペットと共生するために必要な空間構成とそれがペットと飼育者との関係性に変化をもたらすのではないかという仮説から、今回の研究にあたりました。麻布大学獣医学部太田光明教授は、「奥田さんの研究は、建築という新しい視点でこの学問分野を捉えたものだった。ペットと暮らす今後の住宅設計において大いに参考になる研究といえる」と、講評しました。

研究概要
現在、少子高齢化やストレス社会の中で、ペットは家族にとってかけがえのない存在となっているが、ペットと暮らす家庭環境や各家族のライフスタイルやペットとのコミュニケーションのとり方も様々である。そこで、ペットと共生するための快適な空間計画を目標とし、戸建住宅の居住者を対象にペットとの暮らし方に関するアンケート調査を実施した。調査の結果、「居間」を中心にペットと家族のコミュニケーションがとられており、全調査世帯の約2割が、ペットと共生する上で現在の住まいに不満であることが明らかとなった。また、ペットと家族が共に快適に暮らすためには、傷がつきにくい床や壁などの内装や衛生を保つための設備、さらにはペットの動線に配慮した住宅環境と、ペットとのコミュニケーションに配慮した空間が必要であると考える。
※Letter from CAIRC 2007年9月号より
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